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Capture One pro20

写真編集・管理ソフト

Lightroom から Capture one へ

今回は撮影したデーターの管理編集ソフトについて書こうと思います。

長い間 Adobe Lightroom を使ってきました。特に大きな不満はないのですが、たくさんの人が使っていることや、なんかこの春から VISCO のプリセットがサブスクリプションに移行したみたいで突然使えなくなったことなどもあり、Capture One に変えようと思っています。

以前から海外のフォトグラファーがよく Capture One を使用しているのを見かけたのですが、なにが良いのかあまりわかっていませんでした。なにやらポートレート向きのようだ、という漠然とした印象しかありませんでしたが、先日とりあえず無償版を使用してみたところ想像していたより全然良い!という印象がありました。

正直、使い方があまりわからず表面的に触っただけなのですがいくつか Lightroom と使用感が異なるところがありました。今のところ3点くらい良いなと思えるところがありますので、記載してみます。

1. 各項目の調整のかかり具合が、Lightroom より繊細。

2. テザー撮影がやりやすい(Lightroomと比較して)

3. 調整をかけたプリセットを、新たに撮影するデーターに適用して確認できる

このあたりがところとても良いな、と思います。もう少し詳しく書いてみたいとおもいます。

1.について

Lightroom はパラメーターを1あげると、オッ!と思うくらい画像が変化してしまう時があります。やり過ぎず、やらな過ぎずのちょうど良いところに調整をもってくるのがなかなかストレスな時があるように感じていました。それに比べて Capture One では調整の数値に対する画像の変化具合がこちらの気持ちを察するかのように変化してくれるように感じます。まだこれからどんどん使ってみないと何とも言えないのですが、しばらく使ってみたいと思わせる魅力を感じました。

2.について

テザー撮影は Lightroom でもできるのですが、ライブビューができないのです。
ファインダーで確認するだけでは作業上問題になるときがあり、現在のカメラの画角でどのように切り取られているかを 関係者・スタッフがライブで共有できると良いと思っていました。
Capture One ではテザーの時にライブビューが使用でき、画面を確認しながら被写体の調整をしていくことが可能です。これはとても良いと思いました。ちなみに想定される状況は、静物の撮影の時などです。

3.について

これもテザーの時に便利なのですが、テストで1枚撮影した後、データーを軽く調整して多少作り込んだプロファイルを作るとします。この調整した状態を、撮影してPCに送られてくる画像にその都度適用してプレビューすることができます。Lightroomだと、撮影して取り込んだ画像にプリセットをコピーして調整を適用しなければならないので、カメラマンとその他の関係者、スタッフとイメージの解離やタイムラグが生じてしまうことがありました。
Capture One のテザー撮影機能は、撮影する側の痒いところに手が届く、かなり気の利いたものだと思います。

あと余談になりますが、テザー撮影する時の便利な使い方に ipad があります。

これは Mac ユーザー限定になってしまいますが、ipad をMac のサイドカーという機能を利用してセカンドディスプレイにするやり方です。関係者の確認用に外部モニターを用意して、パソコンの画面を共有するやりかたも、もちろん便利なのですが状況によっては場所も取るし電源も必要ということで正直 面倒臭いですし、ライブビューだけでなく撮影された画像をモニター共有するとなると、またこれはこれで色々大変なことになります。

そこまで大掛かりにする必要ない現場であれば、もしくは屋外などの場合、Mac Book と ipad があれば Macの画面で撮影画像を確認しながら、セカンドディスプレーとしての ipad で関係者用に画像を表示させることが可能です。さらにプリセット調整後の画像を共有することが可能です。

Bluetooth 接続なので微妙なタイムラグはありますが、それほど問題ではないレベルだと思います。外部アプリで ShutterSnitch や各メーカーがカメラ本体に装備しているワイヤレス機能もありますが、有償であったり接続がうまくいかなったりとなかなか難しい感じもあるので、今のところ有線でのテザー+ ipad Bluetooth接続 というのが私のベストセッティングです。

Capture One の機能については、積極的に使用しながら勉強していければと思います。

また感じたことがあったら追記しようと思います。